少 林 寺 拳 法 と は ?

 

 古代印度に源を発した印度拳法が、西暦527年に達磨大師によって禅門の行として中国へ伝えられ、少林寺において主行として伝承されるようになる。 開祖・宗 道臣先生(1911〜1980)は、中国でこの拳技を学び義和門拳法脉継承をし第21代師家となりました。そして敗戦帰国後、当時の日本は敗戦の混乱から秩序はすたれ、不正と暴力がまかり通っていました。開祖・宗 道臣先生は、中国でのさまざまな体験と中国で学んだ拳技をもとに、自らの理論による独自の拳法をあみだし、これを「少林寺拳法」と命名し、人づくりによる祖国日本の復興をめざし、1947年(昭和22)10月25日に四国・香川県多度津において少林寺拳法を創始し、この少林寺拳法を人づくりの手段として「自己確立」と「自他共楽」の教えを説かれました。

 

◆人づくりのための「行」である

 少林寺拳法には、勝敗を争う試合というものはありません。 「半ばは自己の幸せを半ばは他人の幸せを」・・・・これが少林寺拳法の理念を表した開祖・宗 道臣先生のことばであります。技術を身につけることで、イヤなものはイヤと言える自信と勇気を手に入れ、なおかつ、人と人とが協力し合うことの楽しさと大切さを学ぶことに修練の目的があります。

 

◆護身の技術である

 少林寺拳法は、剛法・柔法・整法(整骨等)の三法二十五系より成り立っています。 突き・蹴り主体の剛法も、抜き・逆・固めなどが主体の柔法も、その技法は守りと反撃からなる護身の技術です。ですから体格の大きさや力の強さに頼らずとも相手を制することができるよう合理的に構成されています。

 

◆組織と普及状況

 少林寺拳法の関係団体には、少林寺拳法の普及を通じて社会に寄与する「財団法人少林寺拳法連盟」の他に、開祖・宗道臣先生が提唱した金剛禅の教えを広め、門信徒を教化育成するための「金剛禅総本山少林寺」、少林寺拳法を通じて個人の資質の向上を図り、以て社会の福祉に寄与できる指導的社会人を育成する「学校法人禅林学園/専門学校禅林学園」、そして世界各国での少林寺拳法の普及活動を統括し、支援していく「少林寺拳法世界連合(WSKO)」があります。ちなみに、少林寺拳法連盟の登録会員は150万人。また、海外28ヶ国にも普及し、WSKOによって各地区講習会や4年に一度の国際大会なども開催されています。

 

◆統一マーク・ロゴ制定について

 世界32ヶ国に普及し世界的存在となった今、その精神のシンボルとしてきたマンジの発展型である○(エン)をモチーフに、自己を確立し、他人を思いやる気持ちを表す新しい統一マーク・ロゴを制定することになりました。中央の2つの○による(ソーエン)は、自と他、力と愛、体と心、さらには天と地、陰と陽などの調和を表現し、また、それを囲む四方の盾(タテ)は、正義、正法(真理の法則)を信じ護るということを表現しています。

ひとの心と世界の平和のために、

少林寺拳法が、いま踏み出すべき道。

それは生きる力、愛する勇気。

ほんとうの力と愛の実践へ。

マンジからソーエンへ

 

詳細は少林寺拳法公式サイトをご覧下さい。

 

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